北海道障がい者スポーツ大会
大会概要
大会概要
昭和38年に発足したこの大会は、半世紀以上にわたって継続開催されてきた長い歴史を誇り、身体障がい者と知的障がい者が共に集う、本道では最大規模の障がい者スポーツ大会として開催しています。
平成10年の大会からは、道の振興局を持ち回りで、複数の市町村が共同開催しており、全道のあらゆる地域において、多くの地元ボランティアに支えられ、この大会が開催されています。
現在は、陸上競技、車いすバスケットボール、サッカー、バスケットボール、ソフトボール、フットソフトボールの6競技が行われ、全国障害者スポーツ大会の予選会も兼ねている陸上競技には、毎年、300名を超える選手が出場し、自己記録の更新を目指して競技に臨んでいます。
陸上競技に出場する選手の約3割は、65歳以上の高齢者であり、「生涯スポーツ」大会としても、幅広い年代に親しまれているイベントです。
競技紹介(全6競技)
競技紹介(全6競技)
陸上競技
身体障がいのある選手と知的障がいのある選手が出場する競技です。100m走や走高跳、砲丸投などの一般的な種目のほか、障がいの部位や程度にあわせてルールを工夫した障がい者スポーツ大会特有の種目があります。車椅子や電動車椅子で全長30mの直走路に置かれた赤白の旗門を前進・後進しながら通過し、そのタイムを競う「スラローム」、150gの大豆を入れた12cm四方の袋を投げて、その飛距離を競う「ビーンバッグ投」、やり投の規則に準じ、プラスチック製の競技用具(ターボジャブ)を使用し、その飛距離を競う「ジャベリックスロー」などがあります。
車いすバスケットボール
身体障がいのある選手のうち、肢体不自由者(車いす使用者)が出場します。車いすを使用する5名の選手で行うバスケットボールです。男女を問わずルールは一般のバスケットボールとほぼ同じですが、ボールを持って3回以上車輪をこぐとトラベリングになります。選手は障がい程度によりあらかじめ1.0(重い障がい)~4.5(軽い障がい)の持ち点が決められており、コート上の5名の合計は14点以下と決められています。
バスケットボール
知的障がいのある選手が出場する競技です。ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じで、男女別に競技します。1チーム5人制で、8分間のピリオドを4回(合計32分間)行います。
サッカー
知的障がいのある選手が出場する競技です。ルールをはじめ、フィールドの広さ、ゴール、ボールなどは一般のサッカーと同じです。競技は11名以下で行い、男女を問いません。競技時間は、ハーフタイム10分を挟んで、前後半各20分です。
ソフトボール
知的障がいのある選手が出場する競技です。競技は9名で行い、男女を問いません。ルールは一般のソフトボールとほぼ同じですが、振り逃げ、盗塁、スクイズ(3塁ランナーが居るときのバント)は認められていません。
フットソフトボール
知的障がいのある選手が出場する競技です。ピッチャーが両手で転がしたゴム製のサッカーボールをキッカーが蹴り、得点を競います。ソフトボールのルールを基本とし、競技は9名で行い、男女を問いません。特徴的なルールとして「停止球」があります。これは、投手が野手からの返球をピッチャーズサークル内で保持したときはボールデッドとし、塁間に居た選手は押し出しの状態にならない限り、元の塁に戻るというものです。このルールを上手く利用しプレーすることが、勝利の近道となります。